施工事例
監視カメラ機器に接地が必要な理由──“見えない安心”をつくる大切な作業
2026年2月4日
施工事例
接地端子ネジ
監視カメラや録画機の裏側には、小さな「接地端子ネジ」が付いています。 しかし現場では、この接地が省略されているケースをよく見かけます。
「動いているから大丈夫」 「小さな機器だから必要ないのでは」
そんな声もありますが、実は接地には機器の安定性を大きく左右する重要な役割があります。
この記事では、接地の大切さをお伝えします。
接地の役割①:機器の金属部分に電気が溜まるのを防ぐ
監視カメラや録画機などの精密機器は、内部で常に電気が動いています。 その過程で、金属部分に“余分な電気”が溜まることがあります。
この余分な電気が溜まると、
・誤動作
・映像の乱れ
・ネットワークの不安定化
といったトラブルにつながります。
接地をすることで、金属部分に溜まった電気を地面へ逃がし、機器を安定した状態に保つことができます。
接地の役割②:電気ノイズを逃がし、誤動作を防ぐ
監視カメラのトラブル原因として意外と多いのが、電気ノイズです。 普段は見えないため気づきにくいのですが、精密機器にとっては大きなストレスになります。
ここでは、電気ノイズを身近なたとえで説明します。
電気ノイズは“水道管の余分な圧力”のようなもの
水道管の中に圧力が溜まりすぎると、
・水漏れ
・破損
・急な噴き出し
といったトラブルが起きます。
機器の内部でも同じで、余分な電気(ノイズ)が行き場を失うと、
・映像が乱れる
・録画が止まる
・センサーが誤検知する
といった不具合につながります。
接地は、この“余分な圧力”を逃がす出口の役割を果たします。
冬の静電気のように、気づかないうちに溜まる
冬場にドアノブを触ると「バチッ」とくる静電気。 あれも、体に溜まった余分な電気が一気に放電される現象です。
機器の内部でも、配線や電源、周囲の環境から少しずつ電気が溜まっていきます。 そして一定量を超えると、誤動作という形で“バチッ”と影響が出てしまいます。
接地をしておけば、静電気のような余分な電気を常に逃がし続けられます。
人間で言えば「ストレス」のようなもの
人がストレスを抱えると、
・集中力が落ちる
・ミスが増える
・体調を崩す
といったことが起きます。
機器も同じで、ノイズというストレスが溜まると、
・誤動作が増える
・動作が不安定になる
・寿命が縮む
といった影響が出ます。
接地は、機器にとっての“ストレス発散”。 余分な電気を逃がすことで、機器が本来の性能を発揮しやすくなります。
接地を施すとトラブルが減る──お客様にとっての安心につながる
私自身、現場で何度も 「接地をしておけば防げたトラブル」 を見てきました。
接地を施した現場では、
・映像が安定する
・原因不明の不具合が減る
・長期的にに機器の寿命が延びる
・再訪問や機器交換のリスクが減る
といった効果がはっきりと現れます。
見た目にはわからない作業ですが、確実に効果が出る“縁の下の力持ち”です。
まとめ:接地は“見えない安心”をつくる大切な工程
監視カメラや録画機は、24時間365日動き続ける精密機器です。 その安定運用を支えるためには、接地が欠かせません。
・金属部分に溜まる余分な電気を逃がす
・電気ノイズを減らし、誤動作を防ぐ
・長期的な安定運用につながる
こうした理由から、私は監視カメラ機器の設置時には必ず接地を施しています。
見えない部分こそ、安心を支える大切なポイント。 これから監視カメラを導入される方や、既存設備の見直しを検討されている方の参考になれば幸いです。