インターホン入れ替え
【現調レポート】オートロックが開かない?アイホンVGXシリーズの不具合と対応事例
2025年12月15日
インターホン入れ替え
先日、「オートロックが部屋から開けられない」と管理会社様からご相談をいただき、現地調査に伺いました。 今回はその際の対応と、今後のリニューアルに向けた調査内容についてご紹介します。
■現場の状況と初期確認
現地で確認したところ、集合玄関機からの呼び出しは問題なく動作していましたが、室内の親機からオートロックの解錠ができない状態でした。 試しに行った暗証番号での解錠は可能だったため、室内親機側の不具合と判断しました。
■設置機種と対応内容
設置されていたのは、アイホン社製のVGXシリーズ。 こちらはすでにメーカーによる修理対応が終了している機種で、部品交換などが難しい状況です。
ご入居者様は「宅配の受け取りが不便」とお困りだったため、一時的な対応として空き部屋の親機と交換を行いました。 交換後は問題なくオートロックが解錠できるようになり、ひとまずの解決となりました。
■オーナー様へのご提案と今後の対応
オーナー様には、今後同様の不具合が他の部屋でも発生する可能性があることをご説明し、システム全体のリニューアルをご提案。 その場で御見積りのご依頼をいただきました。
■カメラ付きシステムへの更新可否を調査
現状のシステムはカメラ無しタイプのため、カメラ付きインターホンへの更新が可能かを調査しました。 以下の項目を中心に現調を実施しています:
・系統数と幹線の分岐点の確認
・玄関子機の設置方式(露出 or 埋込)
・集合玄関機のサイズ
・室内親機のサイズとリニューアルパネルの要否
・非常ボタンの有無
■まとめ
今回の現調では、既存設備の老朽化による不具合と、一時的な対応の有効性を確認できました。
同様の症状でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。「エントランスからお部屋の呼出ができない」 「呼び出しはできるけど、解錠ができない」という症状は、親機の不具合が原因であるケースも多く見られます。